好きなものを人に勧めたくない
まあこうなると思っていたが、放置していた。
放置している間、畳の目を数えていたわけではなく転職活動をしていたわけだしそもそもこのブログを見ている人間はほとんどいない(アクセス解析を気にするほうなのだ)のでよしとしよう。
今回もまた、鬱屈したここにしか書けない感情の話である。
ある作品を好きになった。
今まで触れてこなかったジャンルで、その界隈ごと気になるほどに心酔してしまった。
とても良かった、好きになったとTwitterでつぶやいてみたところ、その作品を見ようかな悩む、といった反応があった。
別にそれは、どうでもいい。と思った。
自分の好きなものを他の人に好きになって欲しいとは、あまり思わない。
私はいわゆる解釈固定厨で、信者気質なので気の合わない人の方が多い。
そういう気の合わない人の気の合わない意見を見るのが嫌で、こうした一人きりの場所でコソコソするようなやつだ。いま好きなフォロワーと意見の食い違いを起こして嫌いになりたくはない。
私の好きなものは、私が好きでいたいものであるだけなので、他の人に好きになってほしいというわけではないのだ。
ただ、Twitterで私がその作品への愛に狂っているとき、狂っているなあと檻の外で眺めていてほしい。とてもわがままなことを言っていると自分でも思う。
好きになるほど好きだというのが億劫になることがときどきあって、年々その「ときどき」の頻度が高くなっている。
ままならないものだ。